久々の晴天に恵まれたボラカイも、昨夜からの停電で島全体に電気がない状態だ。フィリピン、特に田舎であるボラカイ島の電気事情はなかなか「スバラシイ」。使っている設備が古いのか老朽化しているのか、もしくはその両方なのか、一昔前ほどではないにしろ停電が珍しくない。いまでもジェネレーターと呼ばれる発電機が普及率こそ少ないにしろ、生活に欠かせないほどだ。
面白いのが、ひとたび停電になると居住者はこぞってブレーカーごと落とす。
これは復旧した時の瞬間的な強い電力によって、家電製品への負荷を減らす目的と、電気メーターが勢い良く回るのを防ぐためだという。
さらに料金面では、電力会社の集中設備工事によって毎日のように停電のある月でも、基本料金はまったく変わらないというのだから驚きだ。
サポートもスバラシイ。繋がらないというのは日常茶飯事で、運よくつながった時でも、停電である事の原因、復旧状況などを、オペレーターはまったく把握していない。
停電が頻繁に起こることに対してクレームを入れても、消耗品だからしょうがない、田舎だからしょうがない、担当者がいないので分からない、違う人間が新規契約の問い合わせをすると、すばらしく魅力的な声で契約方法、内容を答えるという、まぁどうしようもない会社である。
利用者も停電時には電気会社に対して好き放題に悪態をつき、罵り、毎回のように電気会社を通さずジェネレーターを地域で折半すると実は安いんじゃないのかという、無駄な「報復作戦」を企てるわけだが、いつでもちょうど良いタイミングで電気は復旧し、地域は歓声に包まれる。
とにかく、ここでは誰もサービス改善のためのコンプレインを出そうという発想はなく、共産主義的な政府には逆らうな、ハイソサエティには触れてはいけない的な発想で、いつまでも会社側のマインドコントロールに支配されている。
ただこれが良いのか悪いのかという答えは、なぜかいまだに出ない。サービスが良いに越したことがないのは当然だが、彼らのあの「表情」や「発想」を目の当たりにすると、実はこのままでいいんじゃないかと考えてしまうことがある。
我が子も最近幼稚園に通うようになり、道行く人たちが息子の制服姿を見て我が子の事ように喜んでくれる。
僕はこの島のそんなところがとても好きだ。
ボラカイ島総合情報サイト ボラカイナビ
http://www.boracaynavi.com/
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