大手旅行会社がこぞって売るカリボ便、一部の現地旅行会社がお勧めとして、もしくは選択肢の一部として扱うカティクラン便。その違いは一体何なのだろうか。
カリボ空港は、ボラカイ島への唯一のゲートウェイとなるカティクラン港からバンでおよそ90分南へ下ったところに位置する小さいながらも国際空港だ。
対するカティクラン空港は名前の通り、カティクラン港から目と鼻の距離、トライシクルで2分ほどのところに位置する。
通常、当然近いほうの空港を利用するわけだが、なぜかリボを利用するパターンが存在するのか。
大別するとその理由は以下の通り。
①空港としてのキャパシティ
約900mしかない一本の滑走路を有するこの小さな空港には夜間照明がない。
その為、「小さな飛行機=プロペラ機が少ない本数で有視界飛行の範囲内でしか飛べない」という状況になるわけだ。
②各航空会社のオペレーション
カティクラン便を扱う航空会社2社は、いずれも格安航空会社だ。(DG=シーエアー、2P=エアーフィリピン)
格安航空会社というのは座席販売率をいかに上げるかが生命線。そこでオーバーブッキングという言葉が出てくる。
DGのドルニエの場合、総座席数が32席だが、10%を目安にオーバーブック枠を設ける。
つまり、32席のシートに対して、35~36席を販売する。
こうなると当日空港に行き、チェックインできないという現象が発生する。
支払ってはいるので、フライトを後へ後へと空いているフライトに振り返られる。
こうすることによって格安の航空会社は高い販売率を維持しようとする。
つまり、①のように運べる量が少ない少ない中で、②のオーバーブッキングが発生するので、オンラインでチケットを購入しているのに飛行機に乗れないという事態が発生する。
さらに小さなプロペラ機はあまりにも天気が悪かったり、風のとても強い日には安全上フライトを見合わせる。
要するにボラカイに到着できない可能性があるわけだ。
これらはつまり「クレーム対象」となる。
それではカリボ便はどうだろう。
カリボ便を扱う会社は3社。PR=フィリピン航空(ターミナル2)、5J=セブパシフィック(ターミナル3)、Z2=ゼストエアー(オールドドメスティック)。
いずれもATR製の大型プロペラ機、エアーバスA320などのジェットを保有する。
この中でもPRは特に安定している。座席数が多いことと、フラッグシップエアーラインであること、その為オーバーブックなどは聞く事もなく、さらに国際線と国内線を日本で発券した場合で万が一国際線が遅延し国内線に乗り遅れた場合でも、当日のホテルを無料で手配してくれる保障なども充実している。
ちなみにカティクランを利用する便には保障は一切ない。PRやJLが遅延した場合でも、DGや2Pは一切面倒を見てくれない。
ここまでを見てみると、バンで90分の道のりがある事がそんなにたいしたことでないように思えてくるほど、カリボ便が魅力的に見えてくる。
だが、実はこの90分が非常にネックとなってくる。実際ボラカイ島に関係していて事情を知っている人は、特別な理由がない限りまずカリボ便を利用しない。
・・・つづく
ボラカイ島専門旅行会社 ボラカイナビ
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