状況を説明し、できる限り船を浜に寄せ、何とか乗船してもらう。
ニコニコしながらスタッフが僕も担ごうとするが、無言のまま靴を脱ぎ長いズボンをひざまでまくった。
この時点で完全に信用をなくした気になる。
こんな事になるならジェッティポートでパッセンジャーボートに乗っておけばよかったと後悔する。
それなら待つこともなくとっくにカグバンまで着いているはずだ。
明け方から天気があまりよくない。波が来たときよりも高い気がする。
ディスカバリーのボートは横幅が広くエアコンも完備だが、バンカボートのように両サイドを支えるトリガーがついていないので非常に揺れる。
ガイドがハトバスのお姉さんのようにボラカイについての説明をしているが、まったく耳に入ってこない。
濡れたズボンを見ながらしばし自失し、取り戻すように言い聞かせる。
いつの間にか着いていたカグバンで、最後の荷物を運び出し僕も声をかけられる。
すこし太陽が出てきた。ディスカバリーへアーリーチェックインのため、何部屋あいているかをチェックする。
全5部屋の予約のうち、すでに4部屋が空いている。
お客さんには事前に何時にチェックインができるかわからない、繁忙期なので最悪14時ということもありうる可能性は伝えてあったのでこれはいいニュースだ。
そのことを伝えるとお客さんも少し見直してくれたような雰囲気になった。もう少し。
送迎のバンはディスカバリーのものを利用する。16名なので2台。
念のため用意しておいたBLTMPCはキャンセルした。
ところで僕がボラカイに初めてきたのはほんの3年前。
マニラで1年過ごした後に、ここボラカイを次の生活場所に決めようと決心した風景がある。
そこを通りかかった時、僕の乗っていたバンからは歓声が上がった。
小高い丘の上から、初めてボラカイのホワイトビーチを一望できる場所。
ようやくお客さんが笑ってくれた。・・・よし。
・・・つづく
ボラカイ島専門旅行会社 ボラカイナビ
http://www.boracaynavi.com



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